着付けの会 | “もっと知りたくなる 粋な着物の世界” レポート

着付けkichi 吉村さんによる着物の会 第1回目は、着物の基本を学ぶ内容 ”基本となる着物や帯の種類と格調”をベースにした座学でした。

まずは準備時間に吉村さんが持ってきてくださったテーブルに乗り切れないほどの着物や帯、着付けに必要な道具を目の前に心奪われてしまいました。
テキスタイルが好きな方ならじっくり見ていたいお宝の山だと思います。
染めから織り、仕立てまで全ての工程を吉村さんがご自分で制作した学生時代の着物を見せてもらい、照れながらも朗らかに語ってくれる吉村さんの中に熱い想いを感じます。

会が始まると着物や帯にはまず格調があり、その格により素材や柄、組み合わせが変わってくるというもの。
私は着物の格調は複雑だという思い込みがありましたが、考えてみると洋服も同じく格調はあります。吉村さんのお話を聞いていると洋服と置き換えてみると納得いくことが多く、あまり構えなくてもいいのだということが分かります。

参加者の疑問や迷っている点を聞き、その想いを大事にしながらアドバイスをしている様子が印象的でした。古典的な着物やアンティーク着物、現在は選び方も着方も多様化しています。着る者の好みを尊重しながら着物の世界ではタブーなことはきちんと教えてくれるのが良いなと思いました。

今回やどり木は吉村さんと”基本のテキスト”を製作させていただきました。
着物が主役なので極力シンプルに。差し色で赤の紐を通しました。
表紙はグレーとホワイトで選べます。
こちらはまた基本の会を開催する時にお配りしたいと思います。

来年の2月からはいよいよ着付けの会がスタートします。
着物に興味があるけど迷っている初心者の方、また着てみようかなと思っている経験者の方、どんな方でも参加いただけます。
3名限定の少人数制。ぜひ遊びに来てくださいね。