珈琲の会|“珈琲豆屋とコーヒーを愉しむ” ベーシックコース レポート

前回の珈琲豆屋とコーヒーを愉しむ ベーシックコースのアンコールの声に応え開催された珈琲の会。ご夫婦で、親子で、友人と…もちろんお一人でという方も多く。色んな方に参加して頂きとても嬉しいです。
今回もまずは基本の淹れ方をレクチャーして頂きながらも、味覚という視点からコーヒーを学びました。

3種類のドリッパーで淹れて、味の感じ方をマッピングします。
普段からコーヒーが好きなスタッフも、実際にマッピングを進めていくと迷い始めます。
そしてデータを比べ合って他者との味覚の違いについて初めて知る部分もあったと思います。どの感じ方も正解で、コーヒーの感じ方は自由でいい。
それが田口さんとやどり木が大切にしているテーマです。

後半に雑味の話になり、前回は茶こしで実践しましたが今回初登場したKRUVE。珈琲豆をふるいにかけて粒度を揃えるための器具です。
グラインダーで挽いた豆は不揃いの粒も混ざっていて、この微粉を取り除く事で雑味が無くなりクリアなコーヒーが抽出されるそうです。
実際に飲み比べてみて、感動するほど上品な味に変わりました。
しかし毎回自宅でこの取り除く作業をするのはなかなか大変だと思います。
以前は飲む直前に挽く方が良いと思い込んでいましたが、豆の香りは少し落ちますが、お店で挽いてもらい粒子を揃えて味の質を高くするのも有りだなと感じました。
もちろん飲む前に漉すとさらにクリアになると思います。

珈琲豆は冷凍するのが良いという保存に関する情報も今では変わってきているそうです。
この珈琲の会を見てきて私の中で変わったことは、珈琲豆を購入する時は短期間で美味しい状態のまま消費できる量を買おうと思った点。
酸化しないように保存するのではなく、そもそも保存を前提にしない。(笑)
改めてこんなに意識が変わるなんてとても面白いです。

最後にお土産の珈琲豆、ご自宅ではどんな味でしたか。
スタッフ宅、参加者の方からは珈琲の会で飲んだ時よりも酸っぱく感じたという声がありました。
抽出速度(滞留速度)を変える事で味も変わることを踏まえて、また淹れ方を変えてみようと思います。少し実験のようですね。
ぜひ皆さんも自分の好きな味になるように試行して楽しんでいただけたらと思います。

textbook design、display:やどり木

 

次回は3月にテイスティングコースを開催します。
珈琲の会|珈琲豆屋とコーヒーを愉しむ テイスティングコース
2018年3月21日(水・祝) 16:00〜18:00
参加者募集中
http://yadorigi.info/珈琲の会|珈琲豆屋とコーヒーを愉しむテイ/