着付けの会|特集!吉村さんのコーディネート術

着付の会では吉村さんと一緒に4ヶ月に渡りレッスンしてきました。

自分で着物を着始めるとだんだん着物が欲しくなり、そして自然とコーディネートにも気を使うようになってきます。そこで”もっと気軽に、美しさを引き出す着物”で好評だった吉村さんのミニコラム「今回のコーディネート術」をまとめてみました。
コーディネートは勿論のこと、衣紋の抜け具合はどんな感じか、おはしょりはどれ位出ていると綺麗なのか、など復習をする時に役立てていただきたいと思います。

◎今回のコーディネート術◎
※着物の世界には「着物一枚に帯三本」という言葉があります。
一つの着物に、帯を変えていくことでどんな風に雰囲気が変わるかのポイントを教わります。

吉村「前回と同じお着物に帯は全く違うユーモア溢れる狸が愛らしい、ちりめんの帯を合わせました。今回は着物と帯のカラートーンが似ていたので、帯締めで華やかな色味を足すことで全体のカラーリングを引き締めています。」

吉村「着物1枚に帯3枚、今回はカジュアルな付け下げにだるまの帯を合わせました。
季節感を気にしない着物と帯なので、小物で春らしい色を取り入れてみました。お手持ちの少ない方は小物の色で季節感を出すのも素敵ですね。」

吉村「着物1枚に帯3枚、今回はカジュアルな付け下げにだるまの帯を合わせました。
季節感を気にしない着物と帯なので、小物で春らしい色を取り入れてみました。お手持ちの少ない方は小物の色で季節感を出すのも素敵ですね。」

吉村「着物1枚に帯3枚、今回は春の花、上品な塩瀬の木蓮の帯を合わせました。季節物は本来、季節を先取りして着るのが粋ですが、どうしても着たかったので滑り込みセーフ的な感じで(笑)。色柄的に少し落ち着いた着物帯なので、逆に主張がある帯締めなどを合わせると全体がキリっとまとまるのではないでしょうか。」

吉村「着物1枚に帯3枚、今回はピンク系に偏りがちでしたので、せっかくなら最後まで春らしくピンク系にすべく、帯は織のピンク系横縞にしました。
大人になると何故か少し敬遠しがちなピンクですが、落ち着いたトーンの帯にしたり小物などでアクセントカラーとして取り入れれば、ピンク苦手女子でも気軽に女子感を取り入れられます。」

吉村「カジュアルにもフォーマルにも合わせられるグラデーションの万能な小紋に、以前も登場したブルーの織の帯を合わせました。
季節的にこの時期は暑苦しくも寒々しくもないさわやかなコーディネートを意識しています。」

吉村「着物は前回の着物と同じく無地感覚なグラデーションの小紋に、帯は少し渋めの帯を選び、個人的に何年振りかくらいだいぶバッサリのショートにしたので少し気分もポップにしたくて、小物たちに主張を持たせました。
着物がシンプルだと、帯や小物で遊べて一枚あると何かと便利です。」

 

吉村 幸子
大手着付教室にて着付けを習い、京都きものコンサルタント協会教授免許を取得。
着付け教室に通いながら結婚式場の衣装室、桂由美着物サロンでウェディングコスチューム
アドバイザーとして勤務後、さらに着物を知るために和裁を学び3級和裁技能士を取得
その後着物関係の仕事など、10年以上着物、着付けの仕事に携わり2017年、
着付けKichiをオープン。
現在は幕張を拠点に千葉県や東京都など幅広く活動中。
https://kitukekichi.themedia.jp/
https://www.facebook.com/着付け-kichi-182003565610874/