着付けの会|”もっと気軽に、美しさを引き立てる着物”レポート⑦


第7回:最後の反復練習

先生と一緒に着付けの練習をする最終日。
今回はいつもより真剣に、そして丁寧に体に覚えさせるようにお稽古しました。
7回目にしてやっと感覚を掴めた部分も出てきて、着付けが8回コースで寧ろ良かったと思っています。

今日は着物の衣替えについて書きます。
ここのところ天候が不安定で肌寒い日も続きましたが、着物を着て動くと少し暑く感じる事もあります。洋服もそろそろ衣替えの時期ですが、着物も季節に合わせて選んで、少し先取りするくらいが粋なんだそうです。

まず”袷(あわせ)”は八掛(はかっけ)という裏地のついた仕立てで、10月から翌年の5月頃まで暖かい時期以外に着ます。着物の裾をチラッとめくってみて裏地があれば袷です。
そして少し暑くなってきたかなと感じる6月や9月頃の季節の変わり目に着る”単衣(ひとえ)”は透け感のない生地で八掛をつけない表地だけの仕立てになります。
因みに夏に着る”夏着物”は絽(ろ)・紗(しゃ)・麻といった透け感のある素材で作られたものです。

着物に合わせて帯や帯揚げ、帯締めも素材が変わっていきます。これは洋服に置き換えても同じことですね。
私も食事会は5月中旬ということを見越して、今回は単衣でお稽古しました。着物が変われば着る感覚も全く違い、浴衣に近い感覚で少し楽に着ることができました。

さていよいよ二週間後は自宅から自分で着物を着て食事会へ。
こちらは最後のお楽しみに吉村さんが組んでくださったのですが、皆さんまだまだ必死で楽しむ余裕がないとばかりの不安の声。笑
私も気持ちは同じくですが、皆さんの着物姿を楽しみにしています。

次回は最終回、「食事会」になります。

◎今回のコーディネート術
吉村「着物は前回の着物と同じく無地感覚なグラデーションの小紋に、帯は少し渋めの帯を選び、個人的に何年振りかくらいだいぶバッサリのショートにしたので少し気分もポップにしたくて、小物たちに主張を持たせました。
着物がシンプルだと、帯や小物で遊べて一枚あると何かと便利です。」

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着付けの会|もっと知りたくなる 粋な着物の世界
2018年6月24日(日) 13:00〜15:00
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