着付けの会|”もっと気軽に、美しさを引き立てる着物”レポート②

第2回:長襦袢と着物を知る

第2回目は前回 半衿を縫い付けた長襦袢と、着物を着ることをメインに進んでいきました。
長襦袢の下には和装下着、肌襦袢を着ています。
着物を着る前段階としてとにかく”こけし体型”にしていくことが重要という事なので、今回この和装下着を初めて着けてみました。まずこの段階から着物を着るぞという気合いが入ります。

長襦袢の上から前回個々の体に合わせた作っていただいた補正をつけ、足りない部分には薄手のタオルをあてていきます。私の場合は腰部分に多めに追加しました。
今回は先生がアシストしてもらえたから何とか手が届いたのですが、今後1人でつけると思うと柔軟体操から始めるべきなのか…と不安がよぎります。


腰紐は着物の着付けで腰に締める紐のことですが、着物だけでなく長襦袢にも使いますし、時には補整で使ったりすることもあります。
4本の腰紐を使用していますが、結んだのは1本のみ。
あとの3本は結び目を作らず左右に挟んで始末をしました。
肌襦袢の紐と伊達締めも同じく挟んで始末した状態です。
着物って結ばないんだ…など、習ってみて改めて気づくが多かったです。

吉村さんが何度か繰り返していた「指を入れてしわをとりながら」「しわは両脇に寄せる」「緩みやだぼつきがないように折り込む」と言う言葉。
一つ一つの工程があとの美しさに影響するから、きちんと丁寧に処理して着ていくことが大切なのだなと感じました。
1枚の布から綺麗に畳み込んで着ていく感じが、折り紙と通じるところがあると思いました。

帯をつける前までですが、今回はここまで。
帯がなくても十分達成感があり、参加者の皆さん自然と笑みがこぼれていました。
途中背中や脇がつりそうになって大変だったけれども、とにかく着れて嬉しい。
そんな会話をしながら楽しい時間を過ごしました。

次回は「第3回:帯を知る① 」になります。
http://yadorigi.info/着付けの会|もっと気軽に、美しさを引き立て-3/

◎今回のコーディネート術
吉村「着物1枚に帯3枚、今回はカジュアルな付け下げにだるまの帯を合わせました。
季節感を気にしない着物と帯なので、小物で春らしい色を取り入れてみました。お手持ちの少ない方は小物の色で季節感を出すのも素敵ですね。」

着付けの会|もっと気軽に、美しさを引き立てる着物
2018年2月4日.18日、3月4日.18日、4月1日.15日、5月6日.20日(全て日曜日)
13:00〜15:00
単発参加のみ随時募集中
http://yadorigi.info/851-2/