漆と木工の会|”ブラックウォールナットの木でつくる” レポート

  • 5月27日(土)に行われた漆と木工の会の様子をご紹介します。

まずはうるしさんの説明を聞いて、各自自分で作りたいトレイのイメージを膨らませてもらいます。ここで入念に考えているタイプとそうでなく感覚でいくタイプと性格によってはっきり分かれて見ていて面白かったです。
そして最初の工程で彫刻刀を持ってトレイの表面を削っていく作業。これが結構力が必要で、特に女性の方は少々汗ばむくらい頑張っていただきました。

1時間近く削る作業をしてもらい、休憩後は漆を染み込ませる作業です。漆は塗るというよりも染み込ませて拭き取っていくのだそうです。むらにならないように丁寧に何度も染み込ませては拭き取る…を繰り返していくと、しっとりとした艶やかな質感に変化してきます。また漆が染み込むことで削った輪郭が浮き出てきて、繊細なラインまでちゃんと表現できていました。

皆さんの作業していただくのはここまで作業終了です。
あとはうるしさんが心込めて仕上げの作業をしてくださってから皆さんのお手元にお送りします。お手元にお届けできるまで もうしばらくお待ちくださいませ。

※一番最後の写真は出来上がってきた作品とサンプルです。